対談 梶原航×伊藤南咲

伊藤南咲/梶原 航

伊藤南咲/梶原 航

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下
梶原航→かじ
伊藤南咲→みさき

1. お互いの第一印象
(初めて出会った時の印象)

かじ:おれは20歳くらいか??
こんまい(近藤麻衣子さん)が共通の知り合いで、って、
その前に会っているのか??
なんかね、おれは初めからハグするような
挨拶の相手だったように覚えていますよ。

みさき:ええーーー。
いつ会ったか覚えてない(笑)
こんまいは市民劇で出会ったんだけど…
それより前に梶くんに会ってなかったかな?
どこで出会ったか忘れちゃったけど、
梶くんは今より動物的で、
面白くて面白くてたまらなかったから、
お芝居とか誘われもしないのに見に行ってました(笑)
なんだろ…面白いと思ったらすぐやっちゃうようなところ?
急におっきい声出したりとか(笑)
ほんとうにそんな事してたか定かじゃないけど、
考えるより先にやっちゃう人ってイメージ(笑)

かじ:うん…たしかに。
台本の「てにおは」とか言い換えちゃってたし、
「俺をみろ!」みたいな(笑)
「刺激的で、圧倒的ならば受け入れられる」
みたいな、
理解の足りないとこばかりで、
反省しています。

みさき:あ、そんなに難しい話は分かってないよ、私。
そして、昔の至らなさなんて、
思い出したら死にたくなる(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―稽古場に入ったとき、
ほかのメンバーとのリレーションの
つくりかたというか、
知り合いだったり初対面だったり
バックグラウンド全然ちがったり
いろんなパターンがあるとおもうのですが、
稽古場でのいかたについて
気をつけてるポイントってありますか?

 

みさき:睡眠良く取って、ご飯食べてから
稽古に行きます。
元気な状態でいると、
ポジティブな選択が出来るから。
対、人だとあんまり思い付かないけど、
初対面の方には「丁寧な言葉で話す」とかかな。
稽古場だから特別って事はあまりないかも。

かじ:稽古場での居方 みっつ
テキスト命。
戯曲の中から演劇的根拠を持ってきて、
作っては話し、話しては愛でる。

それから、酒の席に芝居の話を持ち込まず、
稽古場で済ませてから飲みに行く。

作業が残っているときは、飲まずに帰る。

対、人は、感性の鋭い人には、
哲学的な例えを持って話せるように準備をして、
フィジカルが優れた人には
身体的言語の観点で話すように、
その人それぞれの近しい言葉で
話すように心掛けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 今回の朗読劇は初恋の話ですが、
ご自身の初恋について教えてください💘💘💘

かじ:初恋は…忘れてしまいましたね。
30代に差し掛かる頃までよく分かって
居なかったと思います。
いろんな欲望が絡み合う時期を抜けると見えてくる、
美味しいものや美しい景色に出会った時に感じる
「あの人に味わって喜んで貰いたい」って気持ち。
まあ、隣にもう居ないのだけれど。みたいな。
隣に居るときも大切にしたいですね。
恋は、誰かと共有した日々の証明、
のように思っています。

みさき:初恋かぁ。
小学生の頃に「好きな子」がいた気がするけど、
「好きな子」って言いたいだけだった気もする。
一番盛り上る話題だからね(笑)
厳密にいつが初恋かって言われると難しいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 今回はどんな作品ですか?
みさきちゃんは振付を行っているので、その辺りをぜひ。

みさき:第一部ではピアノ演奏、
歌、踊りのナンバーがあり、
第二部は朗読劇。

どちらもハマコという人物が出てきますが、
第一部第二部を合わせても、その人物が完成しない、
掴めない感じが魅力だと思います。
第一部の振付をします。
女の様々な顔が見れると思います。
色んな表情をしてもらえるようにがんばります。

かじ:今回はどんな作品未だ僕も視線が全貌まで
届いていないのですが、
横浜に実在した娼婦、
そして縁あってその周りに取り巻く人間たちで
ドラマが展開します。
「自分はどうなりたいのか」
「自分とは何なのか」
_強烈な欲望_を持って生きている人物たちに、
現代人の僕は怪物性を感じています。
また、朗読劇という
【理解と想像】のジェットコースターを、
作り上げていく楽しみのある作品だと
面白く思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4、ご自身の役について教えてください。

みさき:チャブ屋の女。
ナンバー5くらい。ノリの良さ重視。
今夜もダンスホールで踊り、酒を呑み、夜を明かす。
唇の赤色が溶けるまで、ささやきあいましょう。

かじ:兼ね役で色々と演じますが、
とにかく警官は、己の道徳を振りかざしてハマコに、
恥を知れ!と怒鳴り付けます。
曰く「風俗壊乱」曰く「安寧秩序紊乱」
…社会という大きな隠れ蓑をきた道徳が、
文字通り裸一貫で生きてきた
ハマコとの対峙が見せ場ですね。

医者については、命と関わり続ける仕事を通して、
世界を、人間を、大きく俯瞰しながら
見つめる人間です。
心の内側では、絶望と希望が
バドミントンのように飛び交ったとしても、
それを冷静に乗りこなしていく、
強い意志を持った医師。
そして世界をみる彼こそが、何処かに置き去りにした
小さな自分を探す旅の途中なのではないか。
僕は、そんな観点で役を捉えようとしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

5、最後にお互い対してメッセージをお願いします★

かじ:出会った頃から10数年の時間が流れましたね。
お互いに見てきた世界を、豊かに、表現を
通して交換していきましょう。
ヨガを身につけて呼吸が柔らかくなったこと、
とても魅力ですよ。

みさき:最近は現場は同じでも、
一緒に作ることが少ないので、
いつかお互いのこだわりを
組み合わせたものを作ってみたいな。

今回も楽しくいこー🎵

 

 

―お二人ともありがとうございました!